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秋へ・・・。

[2011.09.11]

奈良、和歌山に、大きな、悲惨な被害をもたらした台風12号の大雨から一転、厳しい残暑が続いています。
湿度が高く、気温も高いので、汗びっしょり。
毎年、秋のお彼岸までの約2週間の、それはそれは暑いこと。   クーラーは、この残暑のためにあるのだとおもうほどです。

ただ、「夜の秋」という表現があるように、さしもの昼の暑さも陽がかげり、夕暮れになると、涼しい風が吹いてきて、
夜になると、少し肌寒かったり、リリリ・・・と虫の音も聞こえ、「秋」を感じる頃でもあります。

当院も、夏期休暇が終わり、心をひきしめ、診療に励んでおります。
毎年この時期は、夏の間のいろんな無理がたたって、(主には、冷たいものの摂り過ぎ、冷房の効かせすぎ、シャワーのみで、湯船につからないことが続く結果としての、身体の冷え からくる、体調の不全、すなわち、気道や、消化器系の
ウィルス感染症が増えてきます。

また、今夏は、なんでもなさそうな「風邪」から、「肺炎」に進展した人が多かったのが、とても印象的でした。
全員、入院せず、外来で、抗生物質の点滴や、輸液を続けて、完治していただくことができましたが、70歳以上の日本人の、死因の第4位に、「肺炎」があがっていることもあり、基礎疾患のある65歳以上の方、および、70歳以上の方には、できるだけ、「肺炎球菌ワクチン」の接種をお勧めしております。

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