爽やかな新緑の季節になりましたね。
長い長い間、ブログは、書けませんでした。
私は、長い長いトンネルの中を歩いていました。
日々の診療をこなす（？）だけが、やっとでした。
真面目に、一生懸命生きてきたのに、運命の神様は、意地悪ですね。
私の大切な、大切な人を、失いました。
昨年の1月末、1年4ヶ月の闘病の末に・・・・・。
10年間、私を支え、励まし、心から愛してくれたひとでした。
細かいことは、いまはまだ、いいたくありません。

ただ、悲しみの底に沈んでいる時も、仕事をしている時だけは、なんとか、悲しみがまぎれるのをかんじました。
ただあまり忙しすぎてつかれてくると、また悲しみがふきあがってきて、なんともつらい日々をすごしました。
　
周囲の人々、親しい友人たち、みんなみんな、優しかったです。ほんとうに、ありがたいとおもっています。

悲しくても、つらくても、石にかじりついても、医師としての仕事は捨てられない、亡くなった彼も、きっとそう願って、私を見守ってくれているとおもいます。

だから、がんばるのだ　と思って、この１年あまりを、がんばってきました。
でも、あまり無理をするのは、かえってよくないと思い、夜診の時間を１時間縮めました。

しかし、私も、この過酷に忙しく、心身をすり減らすような１０年間の「つけ」が、彼の死によって、大きな心の支えを失ったことを契機に、じぶんの心身に、現れ始めていることを感じています。

がんばるけれど、無理をしないように心がけて、息長く、皆様のお役にたてるように　と心しています。
これからも、よろしくお願いいたします。