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インフルエンザについて

[2007.02.17]

今年は、大変な暖冬でしたが、インフルエンザもとても少なく、2月にはいってから、学生さんや、若い人を中心に、A型が、小流行していますが、B型もちらほら出てきました。
普通の年は、A型がまず流行し、B型がでてくると、やっとその年の流行も峠を越したという感じになるのですが、昨年は、本当に変わった年で、2月までほとんどインフルエンザがなく、今年はもうインフルエンザはないのかと思っていたら、突然、B型ばかりが流行りだして、とても意外でした。今年は、A型から始まりましたが、患者さん自体がすくなく、もうはやB型がでてきているし、毎年、インフルエンザが終わるとでてくる花粉症が、早々とでてきているのです。長年、地域医療をやっていると、流行性疾患の微妙な変化を、敏感に肌で感じるようになりますね。
ワクチンが普及し、タミフルが出るまでは、毎年冬は、インフルエンザの大流行を繰り返し、患者さんも、医者も、難業苦行の日々でしたが、最近は、優秀なワクチンが普及し、インフルエンザにかかる人自体が減り、タミフルという特効薬ができ、優秀な診断キットができたため、インフルエンザの診断、治療は、大変進歩し、患者さんも医者もずいぶん楽になりました。 
願わくば、今後、保育園、幼稚園、小、中、高等学校で、公費によるインフルエンザワクチンの集団接種を行なってほしいとおもっています。
昔のワクチンは、効果が悪かったけど、今のは、かなり有効だとおもいます。
いつも、学校からインフルエンザがはやりだし、学級閉鎖を毎年やっているようでは、だめだと思います。

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