メニュー

やむを得ない「休憩」

[2013.06.02]

梅雨空に、泰山木の白い花が美しい6月となりました。

お知らせのところにもかきましたように、今回、はじめて、健康上の理由で、1週間、休診させていただきます。

理由は、甲状腺に、小さくておとなしいけれど、癌 ができて、手術しなければならなくなったからです。

6年前の、平成19年に、別の理由で、胸部CTを受けた時に、偶然、甲状腺にのう胞(cyst)があることがわかり、それをきっかけにくわしく調べて、「腺種様甲状腺腫」と診断され、以後、エコーや血液検査で、経過をみていたのですが、1度、神戸の隈病院に行って、精査を受けたいと思いつつ、公私ともに、まさに、「自分のこと」など、意識の外に吹っ飛んでいってしまうような、過酷に忙しい6年間をすごしてしまいました。

今年の4月、親しい友人が、ある病院で甲状腺癌と診断され、手術が必要で、1週間の入院が必要といわれたけれど
ご主人が難病で、今すぐには、1週間も入院なんてできない
と相談をうけたことをきっかけに、私も、彼女と一緒に、隈病院に行って、診察をうけたのです。

結果は、彼女は、甲状腺乳頭癌で、サイズが8ミリと6ミリの2個であるが、1センチ未満で、腫瘍のできている場所
が、気管から離れた、比較的安全な場所にあるため、すぐに手術する必要はなく、6ヶ月後の経過観察でよいことになり、私の方が、甲状腺全体に結節やのう胞が多発する中、峡部という気管の真上の部分に直径1センチの乳頭癌がみつかり、即、手術が決まってしまったのです。

手術時間は、約2時間で、甲状腺全摘出術となります。
ちょっとショックでしたが、まあ、ラッキーな偶然で、早めにみつかって良かったのだと思うことにしています。
ただ、自分の知識の足りなさ、多忙であったとはいえ、もっと早く受診するべきであったという悔いとか反省の気持ちが残ります。

今回のことをきっかけに、自分の心身の健康管理にも、十分、注意する必要を、身に沁みて感じました。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME